「早起き」と「朝起き」の違いは、自分以外の人への「貢献感」をもっているかどうかだと思う

”早起き”との違いは、そこに「貢献感」があるかどうか|天理教の「朝起き」について、わかりやすく。

今日も信仰は続く

——教会従事者の朝は早い。冬はまだ陽の昇らない暗い時間から、冷たい神殿に入る。朝、無事に目が覚めたことのお礼を神様に申し上げる祭儀「朝づとめ」の準備の為だ。参拝者を気持ちよく迎えられるようにと、桑原信司(27)は丁寧に神殿を掃いていた…。(情熱大陸風)

こんにちは!『今日も信仰は続く』を見ていただいてありがとうございます。桑原信司(@shin0329)です。

信ちゃん
信ちゃん

気軽に信ちゃん、って覚えてくれたら嬉しいな~!

※   ※   ※   ※   ※

 

寒さが本格化して、お布団から出るのが辛くなってきましたが、頑張って朝早くから起きています(白目)

冒頭でも書きましたが、天理教では毎朝、無事に目が覚めたことのお礼を神様に申し上げる祭儀「朝づとめ」がつとめられるからです。

僕の従事している教会だと朝6時半から。(ぜひ参拝しに来てください!)

なので、それよりも早く起きることを心がけています。

なぜなら、それが僕の仕事だから…という理由ももちろんあるのですが、天理教の信仰生活の心得として「朝起き・正直・働き」か大切だと教わるからでもあります。

「正直」「働き」については以前記事にしましたので、今回は「朝起き」について考えてみたいと思います。

スポンサーリンク

早起き、ではなく「朝起き」

「早起き」という言葉は、『広辞苑 第6版』によると「朝早く起きること。」とあります。

つまり、時間的に早く起きさえすれば、どのような理由、どのような状態であれ「早起き」になります。

たとえば、人が朝早くに起きる理由としては、

  • 学校や仕事に行くため
  • 家族の朝食やお弁当を作るため
  • 趣味のため
  • 健康のため

などなど、たくさんありますよね。

趣味のための早起きなら、きっと楽しみに満ちた晴れやかな気分で朝を迎えられるでしょう。

ところが、仕事のための早起きとなると…ちょっとブルーな気分で目覚める人もいるでしょうね。寝起きの悪い人だと、ついつい不機嫌なまま朝を過ごしてしまうこともあるかもしれません。

このように、“朝早くに起きる”という行動の背景には、様々なシチュエーションがあります。そして、これらを全部ひっくるめて「早起き」と表現することができますね。

しかし、中には「朝起き」と表現するには不適当なケースがあります。

「朝起き」と「早起き」の違いとは?

一方、「朝起き」という言葉については、『広辞苑 第6版』に意味を探すことはできません。

しかし、「朝起き」という言葉が表す姿については、おやさま(天理教の教祖)の次のお言葉に求めることができます。

朝起き、正直、働き。朝、起こされるのと、人を起こすのとでは、大きく徳、不徳に分かれるで。

『稿本天理教教祖伝逸話編』 111「朝起こされるのと」

日本では昔から「早起きは三文の徳」と言いますよね。過程はどうであれ、結果的に朝早く起きさえすれば、それは小さな善行になるだろうという意味です。

しかしおやさまは、人に起こされる「早起き」では「不徳」となる、つまり「三文の徳」ですらないのだよ、と厳しく教えられています。

「不徳」を「徳」へと変換するために

では、どうすれば「早起き」を「朝起き」に、「不徳」を「徳」に変換できるのでしょうか?

先のお話では、「人を起こす」ことで徳になるというお言葉でしたよね。

でもこの言葉、ただ「人を起こしたら徳が積める」「人に起こされたら徳が積めない」という単純な二元論ではないのです。

「貢献して生きる」ことが大事

天理教では、僕たち人間はみんな兄弟だと教えられていて、仲良くたすけ合って暮らすことが大切だと聞かされます。

それは「させる・させられる」の上下関係ではなく、あくまで「してあげる・してもらう」の相互関係で築くもの。

この教えに根差して、今日も「僕が他の誰かに“してあげられること”ってなんだろう?」と考えながら暮らしていると、ある変化が起こります。

それは「兄弟(他者)への積極的な貢献」が生まれるということ。

そうなれば、朝起きたら自然と、人を起こしたり、掃除をしたり、家族のために朝食やお弁当を作ることができます。もちろん朝だけでなく、昼も、夜も。

朝、目が覚めたその時から(=生きているうちはずっと)、兄弟(他者)への貢献感を持つ。

おやさまはこの心遣いこそ「徳なるもの」だと教えて下さっていると感じるのです。

補足:貢献と自己犠牲の違い

さて、「他者への貢献」を奨励すると、「誰かの犠牲になりながら生きるってことですか?」と捉える人が多いと思うので、ここで補足しておきますね。

「貢献」と「自己犠牲」の違い。

それは、ただ「相手をどう思っているか」のみで変わってくるのだと思います。

つまり、相手を大切に思っていれば「貢献」に。逆にそう思っていなければ「自己犠牲」になるということです。シンプルなんだけど、深い。

また、第三者からは「自己犠牲」に見えても、本人は「貢献」だと感じていることもあります。もちろんその逆も。

まとめ「他者貢献で、生きていこう」

ということで、天理教で説かれている「朝起き」について解説してみました!

まとめると、

シチュエーション的に早く起きる =「早起き」

目が覚めたそのときから、他者に貢献する心をもつ =「朝起き」

となりますね。心の持ち方ひとつで、早起きは朝起きに、そして不徳は徳になるというライフスタイルのお話でした!

※  ※  ※  ※

いつか僕にも、目を覚まさない日がやってきます。だからその日が来るまでは、朝目が覚めたその瞬間から、そんな幸せを味わって生きていたい。

明日は寝坊しないように頑張ります←

それではまた、次の記事でお会いしましょう。信ちゃん(@shin0329)でした!

あわせて読みたい

そうは言っても、早起き苦手なんだよな~。

と感じているそこのあなた!(違ってたらスミマセン)

朝起きれないときは、夜どうやって眠るかを改善するという手もありますよ!

実際に僕も試して効果があったので、「スタンフォード式 最高の睡眠」を試してみてはいかがでしょう?

最高の睡眠で、最高の「朝起き」を目指しましょう~!

タイトルとURLをコピーしました