「癖・性分」をとって、ありのままを受け入れられる大きな「心の器」を形成しよう|天理教の「癖・性分」について

「癖・性分」をとって、ありのままを受け入れられる大きな「心の器」を形成しよう|天理教の「癖・性分」について

今日も信仰は続く

こんにちは!『今日も信仰は続く』を見ていただいてありがとうございます。桑原信司(@shin0329)です。

信ちゃん
信ちゃん

気軽に信ちゃん、って覚えてくれたら嬉しいな~!

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僕たち人間は、この世に生を受けてから、数え切れないほどの経験を積んできました。

育ってきた環境、親の考え方や価値観、学校教育、社会経験…。嬉しかったことも、辛く苦しかったこともたくさんあったでしょう。

そんな人生の歩みのなかで、人はそれぞれの心に確かな「癖・性分」を形成していきます。

この「癖・性分」という言葉、きっと聞きなれない言葉だと思います。

詳しくは後述しますが、わかりやすく言うと「心のフィルター」だと思っていただいて大丈夫です。

これを読んでくださるあなたの心には、どんな「癖・性分」があるのでしょう?

そんなことを考えながら、読み進めていただけたら幸いです。

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「癖・性分」について

今回取り上げる「癖・性分」というお言葉。まずは手始めに、心理学や『広辞苑 第6版』を手がかりにしながら、その意味を紐解いていきましょう!

「癖」=後天的に形成される思考パターン

ここでいう「癖」とは、後天的に形成される「心の癖」、つまり人生経験に強く影響される思考パターンのことです。

特に幼少期の経験が大きく影響すると言われています。例えば、親からの関心を得られず育った人は「誰も自分のことを理解してくれない」と思い込みやすい傾向がある…といったような。

心理学用語で「スキーマ」と呼ばれたりもしますね。とある研究で、人の性格を決定づける要素の約50%は、この「心の癖」だと言われています。

「性分(しょうぶん)」=先天的な心の性質

この「性分」とは、先ほどの「癖」と違って先天的に生まれ持った心の性質のことだそうです。

ポジティブ心理学についての記事でも書きましたが、人の性格を決定づける要素で一番大きくなる可能性が高いのは「遺伝」なんだとか(最大64%という研究結果も)。

信ちゃん
信ちゃん

つまり、性格は遺伝する、と。

ただ注意しておきたいのは、これは「神経質な親から生まれた子供は、神経質な遺伝子を持っている」という単純な話ではないということ。

性格に影響するとされている遺伝子はかなり多く、その組み合わせのパターンは膨大にあります。

なので、血液型などと違って、どれかひとつの遺伝子を指して「あ~あなたには神経質な遺伝子がありますね~」と判断することができないんですね。

しかし、膨大な数の遺伝子による「性格への影響」が、科学の世界では認められるというのもまた事実。

こういった先天的な心の性質を表している言葉が、「性分」というわけですね。

「癖・性分」の役割は?

この「癖・性分」はどんな役割を果たすかというと、例えるならフィルターのように、目の前に起こってきた物事に「自分なりの解釈」をつけて心に落とし込んでいくという役割を担っています。

僕たちは、物事を体験するなかで、必ずと言っていいほどこの「心のフィルター」を通過させています。

この「心のフィルター」によって、状況に応じた意味づけや解釈がなされ、ようやく「感情」や「思考」が生まれます。

つまり、この「癖・性分」が心にあると、物事を完全にニュートラルな視点でありのままに捉えることが難しくなっちゃうということ。

心のフィルターは人それぞれ

わかりやすいように、こんなたとえ話をしましょう。

Aさんは「子供を立派に育てるのは親の役目。ちゃんとした子に育てなくては」という癖・性分を持っています。

なので、子供の一挙一動に敏感で、しばしば「それはしちゃダメ!」と子供の行動を制約しようとします。

一方、Bさんは「子供に我慢はさせたくない。人に迷惑をかけない限り、のびのびと育てよう」という癖・性分を持っています。

なので、人に迷惑をかけたりしない限りは、子供の成長を温かく見守っています。

Aさんからすれば「Bさんの子育ては放任主義だ、子供の将来をちゃんと考えているのか」と感じるかもしれません。

逆にBさんからすれば、「Aさんの子育ては権威主義だ、子供はのびのび育てないと…」と感じるかもしれません。

もしそうだとしたら、どちらも自身の癖・性分のフィルターを通して物事を見ているということになりますよね。

「癖・性分」に思いを馳せて

自分と異なる「癖・性分」を持つ人の言動というのは、よくわからなかったり、時には不愉快に感じることもあるでしょう。

けれど、自分がその人と同じ境遇や人生を歩んでいたとしたら、どうでしょうか? きっと同じような「癖・性分」をもっていたかもしれませんよね。

ここに気付くことができれば、だんだんと他人の考えにも寛容になることができます。同意こそ出来なくても、相手がその「癖・性分」を形成するに至った背景に思いを馳せて、思いやりの気持ちを持つことができます。

天理教の教え「癖・性分」

天理教の教祖であるおやさまは、信仰者の心構えとして次のようなお言葉を残されました。

「やさしい心になりなされや。人を救けなされや。癖、性分を取りなされや。」

天理教教祖伝逸話篇 123 人がめどか

優しい心、人をたすける心になることと同じくらい、「癖・性分」を取り除くことを重要視されたんです。これって、すごく確信をついているな、と最近思うようになって。

なぜかというと、「相手のありのままを許容すること」ができないと、どれだけ優しさがこもっていようと「相手を正そうとする自分」が立ち上がってくるから。

どれだけ相手をたすけたいと願っていても「なにをもってたすけたと言えるのか」が自分本位になってしまうから。

僕は職業柄、よく悩みごとの相談に乗ったりもしますが、この「自分本位」で「相手を正してあげる」スタンスでは、相手のためにならないことも少なくないです。

やはり、「相手本位」で「寄り添ってサポートしていく」態度でないと。そんな態度でいることを、信仰を通して学んだ僕だからこそ。

まとめ「大きな心の器を作ろう」

この先も、遺伝子の影響も人生の経験にも捉われない「ありのままを受け止める、広くて大きな心の器」を形成していきたいなぁと思いました。

それは海のように、広くて大きく。どんな人でも委縮することなく、自由に泳ぎ回れるくらいの。

今後もたくさんの人と、 相談したり、されたりしながら、仲良くたすけあって生きていきたいな。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。信ちゃん(@shin0329)でした!

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上述のお言葉「優しくなりなされや、人をたすけなされや」について書いた記事です。

やっぱり僕は、このお言葉が大好きだなぁ。

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