世界平和の、その向こうへ。
こんにちは!『今日も信仰は続く』を見ていただいてありがとうございます。桑原信司(@shin0329)です。

気軽に信ちゃん、って覚えてくれたら嬉しいな~!
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世界には様々な宗教がありまして、それぞれに目的があります。
たとえば、死んだ後に天国や極楽に行くためだったり、生まれながらにして背負っている罪を償うためだったり、悟りの境地に到達するためだったり。
僕も一応、宗教家のはしくれとして、そういった勉強もしているのですが…
さまざまな宗教の特色や個性が一番色濃く出るのがこの「宗教としての目的」だなと感じます。
というわけで、今回は天理教の信仰者でもある僕が、結局のところ天理教はなにを目指しているのか? ということについて、解説していこうと思います!
天理教として目指しているもの

結論から言うと、天理教が目指しているのは「この世に陽気ぐらし世界を実現すること」になります。

「この世に」ってところがポイントだよ!
なぜなら、天理教には天国や極楽浄土といった、いわゆる「あの世」の概念がないからです。
このことをお伝えすると「え…じゃあ死んだ人間の魂はどうなるの?」と聞かれることも多いですが、その際は「いずれまたこの世に生まれ変わるんですよ」とお答えしています。
このことを「出直し」と教えられます。詳しくはこちらで。
「陽気ぐらし」の概念

では、天理教が「この世に」実現させたがっている「陽気ぐらし世界」とは、一体どういう世界を指しているのでしょうか。
これを超ザックリ説明すると、「世界中の人間が仲良く助け合う世界」となります。
ただ、これだと「あ~なるほど、要するに世界平和ってことね!オッケーオッケー!」と捉えられてしまいそうで。

いや、決して間違ってはないんだけどね!笑
けっこう大切なポイントなので、すこしだけ補足させていただきたいのです。
陽気ぐらし世界は、その世界平和の「さらに向こう側」にある世界なのだということを。
世界平和の、その先へ

「世界平和って、具体的にどんな世界ですか?」
戦争のない世界? それとも人種差別のない世界?
いざ考えてみると、意外と難しくって考えこんじゃいますよね。
たとえば、ここ数百年の戦争の歴史を振り替えってみれば、今の日本って間違いなく「平和な世界」だと言えるでしょう。
だけど、悲しいニュースは毎日のように運ばれてきます。虐待やいじめ、過労死や凶悪な犯罪など、胸が痛くなるような出来事が毎日のように起こっています。
これって本当に「平和」なんだろうか…?
法律を遵守し、破った人間は裁かれていく世界は、確かに戦争をしていた時代に比べたら平和なんだけど、それだけでは物足りない気がする。僕たち人間は幸せになれないんじゃないかと思うのです。
だからこそ、神様がお伝えくださった「人は人と仲良くたすけ合うために存在している」という世界の理(ことわり)を遵守する世界を、僕らは目指しているのです。
それはきっと、一人一人がたすけあい、笑いあい、感謝しあうような、明るくて陽気な世界。 それこそが天理教の説く「陽気ぐらし」世界の実現です。
まとめ
というわけで、天理教の信仰目的である「陽気ぐらし」についてかんたんに解説しました!
「天理教が目指す陽気ぐらしとは、一人一人がたすけあい、笑いあい、感謝しあうような、明るくて陽気な世界。」
なんだかキャッチーで親しみやすくありませんか? とりあえず今日はそれだけでも覚えていただけたら嬉しいです!笑
もう少し詳しく知りたいという人は、ぜひこちらもご覧ください。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。信ちゃん(@shin0329)でした!