【体験レポート】天理教の安産御守り「をびや許し(おびや許し)」を頂いてきました!

妊婦にとって最強のパワースポット。天理教の安産お守り「をびや許し」を頂いてきました!

今日も信仰は続く

こんにちは!『今日も信仰は続く』を見ていただいてありがとうございます。桑原信司(@shin0329)です。

信ちゃん
信ちゃん

気軽に信ちゃん、って覚えてくれたら嬉しいな~!

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このブログでは初めての報告になりますが、妻が妊娠しました。現在6か月目になります。

妊娠初期はつわりが辛そうでしたが、ようやく安定期に入り、赤ちゃんはお腹の中ですくすくと大きくなってくれています。本当に嬉しい…!

この安定期に入った夫婦がすることと言えば、月初めの「いぬの日」に神社へお参りする「戌の日参り(帯祝い)」ですよね。

僕たち夫婦は行きませんでしたが、その代わりに天理教教会本部(おぢば)に参拝して、安産の御守り「をびや許し」を頂いてきました!

今回の記事では、そんな「をびや許し」の意味合いと、実際に頂くための手順をわかりやすく解説していきたいと思います。

それではいきましょう~!

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天理教はもともと「お産の神様」

「をびや許し」という言葉を始めて聞いた方のために、まずは概要についてサクッと解説しておきましょうか。

まず、これは意外と知られていないのですが、天理教の神様ってもともと「お産の神様」だったんですよね!

天理教が広まった江戸時代は、もちろん今のように医療が発達していないこともあり、乳幼児の死亡率が非常に高く、なんと生後1年までに20~25%の赤ちゃんが亡くなっていたと言われています。

12代将軍・徳川家慶いえよしも、27人の子どもがいましたが、成人まで生き残ったのはただ1人。なのでこの頃の妊婦はとにかく「1人でも多く子供を産む」のが最大の使命でした。

もちろん出産は今でも大変ですが、当時は妊婦の死亡率も高く、さらに多産が当たり前だったので、まさに出産は「命がけ」で行われていました。

そのような状況だったので、江戸時代は妊婦・出産にまつわるさまざまな「呪術」や「風習」が流行ったんですよね。

冒頭でも紹介した「戌の日参り」は現在でも残っていますが、他にも、

  • 妊婦は「けがれた存在」として扱う
  • 住居から離れた部屋に隔離される
  • 隔離部屋には夫(男性)の立ち入り禁止
  • 出産中、声を出してはいけない
  • 出産後、7日間は寝てはいけない
  • 出産後、食べていいのは少量のお粥だけ

などの禁止項目が数多くあり、妊婦にとってかなり過酷な環境が作られていました。

しかし、こういったさまざまな風習や呪術に対して「そんなの必要ないよ、神様を信じていれば大丈夫だから」と説き、民衆にじわじわと広まっていったのが天理教の教祖である「おやさま」だったというわけです。

をびや許しの始まり

この「をびや許し」を始められた当時の逸話は、『稿本 天理教教祖殿』という書物にこのように残されています。

「さあゝそれはなあ、そのお洗米を三つに分けて、うちへかえりたら、その一つ分を家内に頂かし、産気ついたら、又その一つ分を頂かし、産み下ろしたら、残りの一つ分を頂かすのやで。

そうしたなら、これまでのようにもたれ物要らず、毒いみ要らず、腹帯要らず、低い枕で、常の通りでよいのやで。すこしも心配するやないで。心配したらいかんで。疑うてはならんで。ここはなあ、人間はじめた屋敷やで。親里やで。必ず、疑うやないで。月日許したと言うたら、許したのやで。」

食べることを我慢しなくてもいい、腹帯をきつめに巻かなくてもいい、横になってぐっすり眠ってもいい、とにかく普段通りで大丈夫少しも心配しなくてもいいからね。」

この言葉に救われた妊婦は、さぞ多かったのだと思います。

ちなみに「ここはなぁ、人間はじめた屋敷やで」と言われているのは、現在も天理教教会本部の結界内にある「おぢば」のことを指しています。

ここは遠い昔、人間を生み出した「産屋敷うぶやしき」だと説かれてるからです。

この神聖な「産屋敷うぶやしき」に供えられた洗米を、妊娠・出産・産後の3回に分けて食べれば、あとは神様を信じることで安産が叶う、というのが「をびや許し」の全容ですね。

※「をびや」の語源もこの「うぶや」から取られています。

そしてこの教えは、すぐに近畿で評判となり、江戸時代に天理教が全国へと広まっていくきっかけとなったのでした。

御守りの中身は「洗米」

そういった経緯があって、今回僕たち夫婦が頂いてきた御守りも、小分けにして包装された「洗米」が3つ入ったものです。

これを妊娠・出産・産後のタイミングでそれぞれ頂きます。洗米なので、そのままガリガリっと噛みます。笑

あとは神様を信じるだけで、無事に安産になるように守護して下さいます。

僕たち夫婦の子は8月中旬が予定日になっていますが、どんな元気な子に会えるのか、今から本当に楽しみです~!!

をびや許しを頂く手順

というわけでここからは、実際に「をびや許し」を頂くための手順について解説します!

ちなみに未信仰の方でも全然ウェルカム!なのですが、普通に神社で購入する「御守り」とは違って、願書提出 → 手渡し という手順を踏みます。

信ちゃん
信ちゃん

いきなり行っても貰えないので、注意してくださいね!

また、をびや許しが頂けるのは「妊娠6カ月目以降の女性本人」か、本人の夫または夫婦の両親となっていますので、お気を付けくださいね。

願書作成とお供え金額について

まずは願書から。これは全国にある「大教会」と呼ばれるクラスの天理教会なら必ず常備しています。

心当たりのない方は、僕が勤務している大教会で作成しますので、こちらからどうぞ気軽にご相談ください!

信ちゃん
信ちゃん

僕は去年の10月から京都府北部にある「山陰大教会」に勤務していますが、初めて作成した願書が自分の妻の「をびや許し」でした!笑

ちなみにお供え(献金)の金額については、あくまで「お供え」ということで…

キッチリとした金額を提示できるわけではないのでややこしいのですが、だいたい5,000円程度だと認識してもらえればと思います。

受付場所・時間について

というわけで「をびや許し」の願書をゲットしたら、さっそく天理教教会本部に行きましょう!

\ 天理教教会本部へのアクセス情報はこちら /

受付時間は「朝のお祈り~夕方のお祈りまで」となっていますが、だいたい 8 ~ 15時くらいに行くのがベストです。

天理教教会本部に着いたら、下の地図でグレーになっている「教祖殿御守所きょうそでんおもりしょ」、または「第二御用場ごようば」に向かいましょう!

天理教教会本部公式HPより引用

※ 平日なら教祖殿御守所、土日祝日なら第二御用場が受付会場になっています。

受付の方に願書を提出し、「をびや許し」を頂きたい旨を伝えると、教祖殿にてお待ちください、とのことでした。

信ちゃん
信ちゃん

待ち時間は5分くらいだったかな?

すぐに教会本部の方が来られて、対面に座るよう誘導されました。

諸注意を10分ほど聞いたら、手渡しで「をびや許し」を頂きます。

ここまでの所要時間は、だいたい30分ほど。をびや許しを頂いた後は、ゆっくり神殿を回ってから帰りました。

まとめ

というわけで、妊娠6カ月目に入ると頂ける天理教の安産御守り「をびや許し」について書いてみました!

ちなみにこの「をびや許し」で頂いた洗米は、年に数回、本部で勤められる「をびやづとめ」という祭儀で供えられたもの。

人間の産屋敷で勤められる特別な祭儀のパワーが込められていると思うと、なんとも贅沢な洗米だなと感じます。

…願書を作製してもらう、というハードルが若干高めですが。笑

それではまた、次の記事でお会いしましょう。信ちゃん(@shin0329)でした!

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