【#これが私の信仰のある暮らし02 福寄広之さん】おとあそびボランティア団体「EGAO」から、地域に「笑顔」をお届け!

【#これが私の信仰のある暮らし02 福寄広之さん】おとあそびボランティア団体「EGAO」から、地域に「笑顔」をお届け!

信仰のある暮らし

たとえ同じ宗教を信仰していても、そのライフスタイルは人それぞれ。じゃあ、みんなはどんな「信仰のある暮らし」を営んでいるんだろう。そんな素朴な疑問から生まれたこの企画。

今日も信仰は続く』のこのコーナーでは、「#これがわたしの信仰のある暮らし」をテーマとして天理教の信仰者にインタビュー。

そこから見えてくる、バラエティー豊かな信仰のある暮らしを紹介していきます。

第2回目は、おとあそびボランティア「EGAO」の代表を務める福寄広之さんの信仰のある暮らし。

なぜボランティア団体を立ち上げようと思ったのか、それもなぜ、おとあそび(音遊び)でいこうと思ったのかなど、聞きたいことは盛りだくさん。

また、現役の天理教の教会長も務める彼の、暮らしに寄り添う確かな信仰のお話にも注目して、インタビューしてみたいと思います。それではいってみましょう!

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おとあそびボランティア団体「EGAO」代表・福寄広之さん

福寄広之(ふくより ひろゆき)35歳

鳥取県にある「天理教東正道分教会」の教会長。また、2019年2月より 任意ボランティア団体「EGAO」を立ち上げ、代表を務める。同団体の中国ブロック代表も兼任。

とにかく人が大好きで、色々な人と関わることが生きがい。「一回でも多く笑ってもらいたい」がモットー。

「EGAO」は「音楽を通して地域社会を笑顔に」を合言葉に、社会福祉協議会と連携をとり、家族のふれあいや地域の交流に役立つ活動を続ける。幼児からご高齢の方まで幅広い年齢層を対象に、リトミック、うた、レクリエーションを通して音楽を楽しみ、「身体も心も癒される空間」の提供が主な活動内容。

現在は、全国に6か所の支部を展開。関東ブロック(埼玉事務局)、北陸ブロック(新潟事務局)、関西ブロック(大阪事務局)、中国ブロック(鳥取事務局)、四国ブロック(高知事務局)、九州ブロック(福岡事務局)のそれぞれに担当者を配置し、同じ志をもったメンバーが全国で活躍中。

「EGAO」のホームページはこちら➤ おとあそびボランティア「EGAO」

ツイッターはこちら➤ 福寄広之(@manta1005 )

Q1.あなたが信仰に向き合いだしたきっかけを教えて下さい

パニック障害との出会い

天理教の教会の後継者として育った私は、親からの信仰を受け継ぐため、奈良県天理市の高校へ進学し、卒業後も天理教の勉強をしていました。

ですから、頭では「天理教って素晴らしい教えだな」「天理教を信仰している人って輝いてるな」と理解できたつもりでいましたが、その反面、心ではなかなか神様をとらえることができなかったように思います。

しかし、そんな暮らしを続けていた28歳のある日、町を歩いていると突然のめまい、息苦しさ、震え、発作といった症状が。

緊急で病院に運ばれ、その場では「以上なし」との検査結果でしたが、その後も微熱がおさまらないなど、原因不明の体調不良が続きました。

特に「人と話している時に苦しくなることがある」ということから、最終的に精神科にたどり着きました。そこではじめて自分が、不安障害の中の1つ「パニック障害」を発症していたことがわかったのです。

布団の中の暮らし

「パニック障害」だと診断されてから、家族以外の人と喋れない、コンビニにさえ入ることが出来ないという精神状態になり、 3か月ほど布団の中で生活しました。

いったい自分は、このままどうなってしまうのだろうか…という不安で、心が押しつぶされるような日々。

しかし、そんな私をたすけてくれたのは、天理教の教会長でもある父の言葉でした。

布団の中でうずくまる私に向かって「よかったな。お前の経験が必ず人をたすけることになる」と言ってくれたのです。

心の向きが、変わった瞬間

私はこの言葉を聞き、布団の中で涙が止まらなくなりました。それはまさに、自分の事しか考えれていなかった、私の心の向きが変わった瞬間でした。

この経験が人の為になるのなら、ありがたい」と思えたのです。

そして不思議なことに、この日を境に体調は一気に良くなりました。

なさけない とのよにしやん したとても 人をたすける 心ないので

(情けない どのように思案したとしても 人をたすける心が無いので)

おふでさき (一二 90)

天理教で教えていただいている、このお言葉の意味を初めて体感し、「人をたすける心」の大切さと、それを望まれる親神様の存在を改めて感じることができました。

これが私の、信仰と向き合うようになったきっかけです。

Q2.なぜ今のボランティア団体を立ち上げようと思ったのですか?

ある時、テレビでニュースを見ていると、児童虐待の末に自らの子供を殺めてしまうという事件を目にしました。

私自身、この報道を見て、胸が締め付けられるような思いがして。

「どうにかならないものか」「私に出来ることはないか」

そう考えるようになり、思いつたのが、このおとあそびボランティアでした。

実は以前、奈良県にある天理教のキャンプ場で勤務していた経験があったのですが、そこで出会った子供達の表情は、いつもキラキラとした笑顔で、本当に幸せそうに過ごしていたんです。

そんな子供たちの笑顔を思い出しながら、まずは地域の方々に笑顔を届けよう笑ってもらう時間を提供させていただこうと考え、「EGAO」を立ち上げました。

Q3.活動の中で感じている喜びを教えて下さい

おかげさまで、現在は地域の児童館や子育てサークル、保育園、障害者交流会、いきいきサロンなど、様々なところで活動をさせていただいてます。

どこの会場でも、皆様が楽しみ、笑ってくださる姿を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになるんですよね。それが大きな喜びだと思います。

また、始めは小規模な活動だったのですが、SNSなどで活動内容を知り、「私もやります」と協力してくださるようになった天理教のメンバーが数人います。

そのメンバーが全国各地で活動をしてくださり、その活動の報告と「喜びの声」を聞くと、本当に嬉しくなります。

正直なところ、始めたころはここまで素晴らしいメンバーが集まる団体になるとは思っていませんでした。自分にできる第一歩を、踏み出せてよかったなと思っております。

Q4.信仰は、暮らしにどのような影響を与えていると感じますか?

私は信仰者として、目の前に起きてくる出来事や、人との出会いなど、そのすべては神様が用意してくださったプレゼントだと思っています。

このように考えると、ものごとの受けとめ方が変わっていきます。やっぱり、生きていく中で「自分の思い通りにものごとが進んでいく」ということは案外少ないもの。むしろ思い通りにいかないことの方が多いように思います。

この自分の思い通りにいかないことの中に、深い親神様の「親心」があるのだと思います。

例えば私の場合は「パニック障害」という病気を経験したことです。 当時を振り返ると本当に辛かったのですが、今では、この経験ができて有難いと思えますね。

私の心の向きを「自分から人へ」と軌道修正してくださった、神様からの大きなプレゼントだからです。

Q5.今後の暮らしについて、夢や目標があれば聞かせてください。

まずは、身近な方から笑顔になっていただけるように動き、陽気に暮らせるような日々を過していただけるよう、サポートをしていけたらと思います。

ここに、自分のできる精一杯を込めていきたいです。

インタビューを終えて

というわけで、第2回はおとあそびボランティア「EGAO」の代表を務める福寄広之さんの#信仰のある暮らしでした。

ある日突然おそいかかった「パニック障害」。1日のほとんどを布団の中で過ごし、コンビニにすら行けない心の病気を制したのは「この経験で、誰かをたすけられるかもしれない」と思えた父の言葉だった——なんとも壮絶な体験記でしたが、いかがだったでしょうか?

僕は、どうしようもなく落ち込んでいた状況から「この経験で、いつか他の誰かをたすけられるかもしれない」と考え直すことができた福寄さんの優しさと、お父様の揺るぎない信仰心に感動して、胸に熱いものが込みあげてくる感覚がありました。

人は人をたすけるために生きている、そんな天理教の教えが、親子代々、強く受け継がれてきたからこそ、乗り越えられたのだと思います。

これからも、たくさんの人の顔に「EGAO」を与えようとする福寄さんの、揺るぎない「信仰のある暮らし」でした。

これが私の「信仰のある暮らし」

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