2019年版「僕が今年買ってよかったもの&読んでよかった本を、布教させてください!」―読んでよかった本編

2019年版「僕が今年買ってよかったもの&読んでよかった本を、布教させてください!」―読んでよかった本編

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こんにちは!『今日も信仰は続く』を運営している桑原信司です。

気軽に信ちゃん(@sh1n0329)って呼んでもらえたら嬉しいな。

今日は前回の記事の続き!今年僕が「読んでよかったなぁ」と感じた本を布教させてもらいます。

「買ってよかったもの」については、こちらからどうぞ。

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「読んでよかった本」5冊

僕は買い物もそうですが、直感で選ぶ「衝動買い」をあまりしません。

特に本の場合は、誰かからおすすめされて購入することが多いです。今年もいろんな本を紹介していただきました。

なので今度は僕も、読んだ本のなかからおすすめを布教させてもらいたいと思います。

先に僕の本の好みを言っておくと、勉強を目的にした心理学や哲学、宗教学の本をよく読みます。あとはなぜかサラリーマンじゃないくせにビジネス書に手を伸ばしがちですね(笑)

また、寝る前に短編集やエッセイを読むことを習慣にしているので、それらも好きです。夜もぐっすり眠れるし、いい息抜きにもなるのでいいですよ。

逆に、フィクションの長編小説はそこまで読まないかもしれません。とくにSF小説や恋愛小説がお好きな方は、今回の記事はなにも参考にならないと思います(笑)

予めご了承ください。それではいきましょう!

『嫌われる勇気』

まずはこれ。「いや…今さら…?」なんて声が聞こえてきますが、今さら…なんですよね(笑)

これは言い訳なんですが、みんなが絶賛していたのを知っていたうえで、僕はなぜか特に深い理由もないのに斜に構えていたんです。

「あ〜『嫌われる勇気』ね〜、最近流行りの自己啓発本でしょ?」みたいな。今思い出すとマジで恥ずかしい…。

ところが、今年の秋にアドラー心理学のセミナーを受講させてもらえる機会がありまして。そのときのお話が、とても興味深いものだったんです!

これはもう少し知りたい!と思って、実際に買って読んでみたら…すごく面白くて。

いやほんと、少数派だとは思うけど(笑) 読んでない人がいたら、ぜひおすすめしたい。

僕の人生観に、大きな衝撃を与えた「アドラー心理学」

心理学の本というと、なんか 上から目線で偉そう & 言葉が難しそう、というイメージがあると思いますが…この本の特徴は「読みやすさ」。

アドラー心理学をマスターした哲人と、それを論破しようとして逆に諭される青年との対話によって展開されていくので、とにかく言葉選びが優しくて、僕のような凡人でもスッと理解できちゃうんですよね!

ただその内容は…本質的な意味さえつかみ取ることができたなら、人生観が180℃変わってしまう、と言っても過言ではないくらいのインパクトがあります。

特に僕が「これは…!」と衝撃を受けたのが、アドラー心理学の大切なポイントである「原因論の否定」。

少し難しい言葉ですが、ザックリ言うと「人間の行動を決めているのは、原因じゃなくて目的なんだ」という主張です。

詳しくは本を読んでもらうとして…僕も人生につまずいたとき、よく「過去のトラウマ」に原因を求めていることが多かったです。

子供の頃にあんなことがあったから、今の僕は○○なんだ…とか、昔こんなことがあったから、僕は○○なんだ…といったような。

だからこそ、この「原因論の否定」によって、そんな自分の「過去のトラウマ」を論破されたときは、人生観が大きく揺さぶられましたよ。

だけどもう「過去のトラウマ」を引きずって生きていくのはやめよう、とも思えました。「目的」を見据えて、今この瞬間から努力することの大切さを、この本を通して知ったから。

間違いなく、読んでよかった本です。というか、もっと早く読んでいればよかった。後悔すらしています。正直ね。

『苦しかったときの話をしようか』

これはあのUSJを経営の危機から救った超優秀なマーケターである森岡毅さんが、就活に励む自身の娘さんに向けて書かれた手記をもとに編集・出版された本。

学生を終え、これから「厳しい社会の現実」にさらされるであろう娘さんの将来を、一流のビジネスマンとして、また父として本気で守ろうと心を砕いて書かれた文章は、柔らかで優しい。

ビジネス経験の少ない人でもわかりやすいように、「これからの時代に合わせたキャリアの積み上げ方」が懇切丁寧に書かれています。未来に不安を感じている若い世代の人には、強くおすすめしたい一冊。

だけど、実はこの本の大切なポイントは、タイトルにもあるように「苦しいときに、どう乗り越えればいいのか」だと思うんですよね。

「娘を絶対に守りたい」父の愛に泣ける…!

森岡さん自身も、今の立場になられるまでは、社会の厳しさ(本の中でも振り返られていますが、本当に厳しい…)に打ちひしがれて、なんて自分はダメなやつなんだと落ち込んだそうです。

最後の味方であるはずの、自分ですら自分を信じられなくなるとき。それがなによりも苦しいのだとか。詳しくは本を読んでみてください。

けど、だからこそこの本には「自分の娘には、そんな辛い思いをさせたくない。もっと自分らしく、希望をもって生きてほしい」という親心が溢れていて。

僕も読んでいて、心が救われるような感覚がありました。

いくら綺麗事を言っても、やっぱり社会は厳しいですよね。当たり前のように競争があって、明確な勝ち負けがあるから。相手との激しい摩擦に、心が擦り切れるような思いがするから。

そんな社会で生きていれば、どんな人にも苦しむ時期ってあると思います。

そんなときに、もし「一流のビジネスマン」であり「実の父親」から、こんなにも想いのこもったメッセージが届いたとしたら…

どれだけ、救われるでしょうか。

日々頑張っている社会人のみなさん、これから就職を考えている学生さん、ぜひ読んでみてください。

『世界を変えるSHIEN学』

先ほどは「社会は厳しい、ということを先ほどは力説しましたが、これはそんな定説をひっくり返すための学問。

その名も「SHIEN学(しえんがく)」です。提唱者は本書の著者である舘岡康雄(たておか やすお) 先生。

これは、実際に舘岡先生が携わった、あの日産自動車を経営の危機から救ったという「新時代のチームワーク・メソッド」を、学問としてとらえ直したものだそうで。

実は僕も今年の秋ごろ、この「SHIEN学」のワークショップを受講したんですよね!

これが本当に素敵なワークショップで。「支え合う・補い合う関係」が、高い推進力をもって問題を解決していく様を見て、本当に心が揺さぶられました!

新しいパラダイムに、ワクワクが止まらない

今、世界は結果(リザルト)ではなく過程(プロセス)を重視する新しいパラダイム(時代ごとの支配的な物の見方や、時代に共通する思考の枠組みのこと)へシフトしています。

実際に日産自動車でも、創業期は中心となる人(リーダー)の意欲やポテンシャルが重要で、あとはその人の言うとおりに従っていれば成果を上げられたんだそうです。

しかし現代は「管理から協働、協働から支援へと行動様式の変化が求められる」時代になっているのだとか。

これが『世界を変えるSHIEN学』で説かれている「プロセス・パラダイムへのシフト」。

僕自身も「たすけあい」の教えを信じているからこそ、この新しいパラダイムにはワクワクしますし、その最前線をひた走るSHIEN学への期待は高まるばかり。

ぜひ学んでみませんか? 一緒に世界、変えましょう。

『こころの処方箋』

これまで布教させてもらった本たちは、どちらかといえば「勉強のため」に読んできた本ですが…これはいつも夜、眠くなるまでパラパラとめくる短編集。

とはいっても、著者は臨床心理学者で、ユング心理学の専門家である河合隼雄先生ですから、温かなメッセージのなかには確かな「人たすけの経験」がキラリと光っています。

冒頭のエピソードで「人のこころなどわかるはずがない」と言ってのける(それも一流の臨床心理学者が!)のが新鮮ですが、そこには“あきらめ”とは程遠い、強い説得力があります。

冒頭にかかげた、「人のこころなどわかるはずがない」。そんなのは当たり前のことである。しかし、そんな当然のことを言う必要が、現在にはあるのだ。試しに本屋に行ってみると、人の心がわかるようなことを書いた本がたくさんあるのに驚かれることだろう。

私は新しく相談に来られた人に会う前に「人の心などわかるはずがない」ということを心の中で呪文のように唱えることにしている。それによって、カウンセラーが他人の心をすぐわかったような気になって、よく犯す失敗から逃れることができる。

『こころの処方箋』あとがきより

僕もブログを通して、悩み相談をメールで受けることがありますが、この文を読んでからは、河合先生と同じように心の中で呪文のように唱えることにしています。

すると、不思議なことに相談者さんとの距離の縮まり方が全然違うというか、最終的には仲良くなれちゃったりするんですよね。対等な立場で、お話に耳を傾けられるからかな?

実はここだけの話、それまでの僕は、「もっと人の心がわかるようになりたい」といろんな心理学の本を読んでいたんです。今思うと、ちょっとヤバいやつですよね(笑)

けど、もうそんな考えは捨てました。むしろ、この1年で僕に相談してくださった人たちに年賀メールの文案を考えています。みんな元気にしてるかなぁ?

本を開けば、心理カウンセリングが始まる

この本を開くと、どれも特別なことや専門的なことは言ってなくて。きっと、長年のカウンセリング経験がそうさせるのでしょう。

また、「あなたはもっとこう考えるべきだ」「こう考えた方がいいだろう。なぜなら…」というような物言いはされていません。

誰にでもわかるような言葉で、 「こういう考えもあるよ」と優しく提示してくれるようなエピソードばかり。実際の河合先生のカウンセリングも、こんな雰囲気でおこなわれるのかな?

この『こころの処方箋』ってタイトルは本当に秀逸だと思うんですけど、読むと心がほぐれるというか、すごくスッキリと楽な気分になるんですよね。臨床心理士ってすごいなぁ。

ぜひ、あなたの枕元にも。人生上手くいかないなぁって夜は、『こころの処方箋』を読めば、きっと少し楽なりますよ。

『君たちはどう生きるか』

最後はこれかな。昭和12年(今から約80年前)に発売された名著『君たちはどう生きるか』が、漫画版としてリニューアルされた一冊。

あの池上彰さんや、宮崎駿監督も大絶賛していて、200万部をこえる超ベストセラーになりました。なので、「あ、これなら私も読んだよ」って人も多いと思います。

あらすじとしては、コペル君と呼ばれる主人公が、人生とは?という悩みにぶつかったとき、彼の叔父さんからすごくいいアドバイスをもらって、人として大きく成長していく…というお話。

このコペル君が抱える悩みというのが、深いんですよね。大人になればつい「見て見ぬふり」をしてしまうような問題を、中学生のコペル君は真正面からぶつかって、悩むんです。

健気で、まっすぐなコペル君の情動に胸を打たれつつ…そんなコペル君にどこか「もろさ」や「危うさ」みたいなものを感じてしまう「打算的な自分(よく言えば、大人になった自分)」にハッと気付かされました。

自分は、世界の一部でしかないから

僕たち人間は、教科書の世界地図が日本を中心にして描かれているように、つい「自分を中心として世界を把握しようとする」性質があります。

ところがこの本では、「自分は世界の一部でしかない」という視点をもつことの大切さを描いていきます。

これは主人公である本田潤一君が「コペル君」と呼ばれるようになったきっかけのお話。

理科の授業で「すべての物質は分子の集合体」であること学んだコペル君は、高いビルの屋上から街を眺めたとき「人間も世界にとって分子のような存在なのかもしれない」という考えを抱き、それを叔父さんに打ち明けます。

叔父さんはコペル君が「自分は世界の一部でしかない」視点を自分の力で手に入れたことを賞賛して、地動説を唱えたあのコペルニクスから「コペル君」というあだ名をつけたのでした。

実は初めにおすすめした『嫌われる勇気』のアドラー心理学でも「共同体感覚を持つ」ことの重要性を説いていますし、僕が信仰している天理教でも「この世のあらゆる物質は、人間の身体も含めてすべて神様のもの」と教えられています。

おそらくですが、この感覚は「世界の真理」に通ずるところがあるのでしょう。

そして、自分を中心に置いて世界を見ていたときは、こんな発想には全くたどり着かなかったのですが…

自分は世界の一部でしかない」という視点を手に入れると、「じゃあ、自分は世界に対してどんな貢献ができるか?(=どう生きるか?)」という問いかけが自然と生まれます。こんなちっぽけな僕でも。

「私はどう生きるか?」この問いに対して、まだ確かな答えを出せないでいる人は、ぜひコペル君と一緒に人生を考えてみてはいかがでしょうか?

そしていつか、語り合いましょう。僕らは「どう生きているのか」を。

「読んでよかった本」まとめ

というわけで、2019年に「読んでよかった本」を布教させていただきました。

「買ってよかったもの」については、ブログでもたびたびご紹介してきたのでそうでもなかったのですが…

「読んでよかった本」は、どうしても紹介に熱が入って、かなりの文字数になっちゃいました。最後まで読んでくださった方、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。

2020年は、「読んでよかった本」も記事にして、紹介していきたいと思います。アウトプットする場所があると、より心に深く落とし込めますからね。

「買ってよかったもの」編はこちら!

「買ってよかったもの」については、別の記事でご紹介しています!

よかったら読んでみて下さい。どれもおすすめですよ!

まぁ、なにかとお金が飛んでいく大変な時期ではあるんですけどね(笑)

それでは、今年はこれにて筆を置かせていただきます。(正確にはキーボードですが笑)

本年も大変お世話になりました。ありがとうございました。

よいお年をお迎えください。それでは。

桑原信司

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