【2020年】今年読んでよかった本を10冊、布教させてください!

【2020年】今年読んでよかった本を10冊、布教させてください!

読んでよかった本

こんにちは!『今日も信仰は続く』を見ていただいてありがとうございます。桑原信司(@shin0329)です。

信ちゃん
信ちゃん

気軽に信ちゃん、って覚えてくれたら嬉しいな~!

※   ※   ※   ※   ※

 

みなさんは本を購入するとき、どういう選び方をされますか?

僕は「誰かがおすすめしている本」を選ぶことがほとんどです。友人から貸してもらったり、尊敬している人がSNSやブログで紹介していた本なら、間違いないですからね。

今年はおうち時間が長かったこともあって、いろんな本と出逢うことができました。まさに「晴耕雨読」といったかんじで、例年以上にインプットに時間を費やせたコロナ期間でした。

これらは徐々にアウトプットしていきたいなと思っていて。まずは手始めに今年僕が読んだ本のなかから「とっておきのおすすめ本」を10冊、布教させてもらいます!

スポンサーリンク

The Best Books of 2020!

『居るのはつらいよ』

著者の東畑開人とうはた かいとさんが臨床心理士として働くデイケアセンターのリアルすぎる日常と、そのなかに潜む「居心地を悪くする怪物」の正体を暴いた話題作『居るのはつらいよ』。

エッセイ風の学術書という変わった本ですが、人と関わる仕事であったり、コミュニティの運営に携わっている人には強くおすすめしたい一冊です。

なぜなら、ここで指摘されている「ケアとセラピーの違い」「居場所と監獄の違い」を理解することこそ、持続性のある「居心地の良いコミュニティ」を実現させるための大切なカギになるから。

詳しくはこちらの記事で解説していますので、興味のある方はどうぞ!

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』

こちらはビジネス書の休憩がてら読もうと思って購入した、岸田奈美さんのエッセイ。

ところが、見事に失敗しました。おもしろ過ぎてまさに「ページをめくる手が止まらない」状態にさせられたからです。笑

掲載されているエピソードは一部、岸田奈美さんのnoteにも投稿されているので、僕のおすすめエピソードのリンクを貼っておきますね。ぜひお時間のあるときに(ここ重要)読んでみてください。

けど…彼女のエッセイの魅力は、おもしろさだけではないんですよね。数々の泣き笑いのエピソードのなかには、どんな人生だって好転しそうな「大切な気づき」がギュッと詰め込まれているんです。

父親が急逝され、母親は車いすユーザーになり、弟は知的障害を持っていて…

それぞれが大きなハンディキャップを背負っているはずの岸田家なのに、どうしてこんなにも惹かれるんだろう?

それがわかった瞬間の、心にふわっと優しい灯りがともるような感覚は、たくさんの人に味わってほしいなぁ。

『USJを劇的に変えたたった一つの考え方』

森岡毅さんと言えば、あのUSJを経営の危機から劇的に復活させた伝説のマーケター。本書にも「マーケティング」の思考やテクニックを駆使して、自身のビジネスの可能性を広げる方法がとてもわかりやすく書かれています。

マーケティングの本質とは「売れる仕組みを作ること」です。どうやって売れるようにするのかと言うと、消費者との接点を制する(コントロールする)ことで売れるようにするのです。

経済が発展し、どのブランドも品質向上に努めてきたからこそ、消費者の「購入の決め手」を戦略的に考えられているかどうか? が最終的な勝敗を分ける時代へと突入していますからね。

自分のやりたいこと、好きなことで結果を出したい人は、ぜひマーケティング入門書として手元に置いておくといいと思います。

『築地本願寺の経営学』

これは元エリートビジネスマンである安永 雄玄やすなが ゆうげんさんが、自身のキャリアと経験を元に、赤字続きだった築地本願寺の経営に大革命をもたらした「マーケティング実践録」に触れられる1冊です。

築地本願寺といえば、1万件以上の予約で殺到している合同墓や、人生をまるごとサポートしてくれるオンラインサロン「築地本願寺倶楽部」、Instagramでバズった「お寺カフェ Tsumugi」など、さまざまな施策を打ち出す次世代型のお寺。

仏教界だけでなく、日本の宗教界をリードしているお寺と言っても過言ではありません。

そんな築地本願寺が、いかにして改革を遂げたのかがよくわかるこの一冊。組織を変えていく勇気が欲しい人、組織の未来を切り開きたい人は、ぜひ読んでみてください。

『街場の教育論』

これは尊敬している人にプレゼントしていただいた本。著者は神戸女学院大学の内田樹教授で、この本に書かれた内容も大学院での講義録を編集したものだそうです。

本書のテーマは「教育論」。つまり教育とはどうあるべきか?という内容になっているのですが、章ごとの子テーマを深く丁寧に掘り下げられていて、それがとても勉強になります。

僕はやはり、死者とのコミュニケーションでもある「葬礼」の重要性について解説されている部分がとても面白かったですね。教員を志す人だけでなく、宗教に関わる人にもぜひ読んでほしい一冊です。

『どこでも誰とでも働ける』

どこでも、誰とでも、働ける。「仕事」のあり方が大きく変わっていく現代ですが、まだまだ自分に置き換えるのは難しいと感じている人が多いと思います。

けど、そんな未来は着実に近づいてきています。であれば、すでに「どこでも誰とでも働ける」人の考え方は学んでおくべきですよね。

実際に著者である尾原和啓さんは、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援を行ったり、Googleやリクルート、楽天といった有名企業の事業企画、投資、新規事業などの要職を歴任された「すごい人」。

「ギブギブギブギブギブ&ギブの精神」「PDCAよりもこれからはDCPA」「人生をゲーム化して考える」…

ためになる学びがたくさんありました。キャリアプランに悩む人におすすめの一冊です。

『インターネット的』

これは先ほども紹介した『どこでも誰とでも働ける』の著者である尾原和啓さんが絶賛していたことをきっかけに読んだ本ですが、これもホームラン級の「アタリ本」でした!

とくに情報社会の本質を明かした3つのキーワード「リンク・フラット・シェア」は、僕が今でも生きていくうえで意識しているポイント。現代社会でうまく生きていくために欠かせない視点だと思います。

「リンク・フラット・シェア」の考え方については、こちらの記事で解説しましたので興味のある方はぜひ読んでみてください。

『 Think CIVILITY ―「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』

これは「礼儀正しさ」こそ、現代社会をうまくサバイブしていく戦略的行動であるということを主張した本。著者はGoogleやピクサーでマネジメントに携わっているクリスティーン・ポラスです。

この本のどこが面白かったかというと、とにかく「失礼=クソ」だということを、数々のデータを駆使してボコボコにしているところ。笑

アメリカ心理学会(APA)の試算によれば、職場のストレスによってアメリカ経済にかかるコストは1年に5000億ドルにものぼるという。なんと仕事上のストレスが原因で毎年5500億日もの就業日が奪われ、職場で発生する事故の60~80%はストレスが原因で、アメリカ人の通院の約80%以上がストレスに関係しているとも言われる。

『Think CIVILITY ~「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である~』より引用

読み終えるころには「礼儀正しさ」がそのまま自分の武器になっているような、とても実践的な一冊。詳しくはこちらの記事にまとめたので、興味のある方はぜひご覧ください。

『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』

どれだけ素晴らしい本を読んでも、そこで学んだことを行動に移せなければ意味がありませんよね。

だけど、頑張って学んだからこそ「もっと戦略を練ってから行動しよう」と熟考してしまい、気がつけば実行のハードルが以前より高くなっている…という経験、ありませんか?

信ちゃん
信ちゃん

僕はよくあります…そしていつもやらないという…!

あらゆる物事のスピードが上がっている現代社会。適切なタイミングで「動けない」と、どんどん動きづらくなってしまいますよね。だからこそ本書で説かれている「考えすぎない考え方」が、とても重要になるわけで。

本書はさまざまな大学で行われた研究結果を駆使して、「考えすぎあるある」を打破するためのメソッドを具体的に学べる一冊です。

始めの第一歩が踏み出せない人には、ぜひおすすめしたいですね。

『もっと教会を行きやすくする本』

これも尊敬している人にプレゼントしてもらった本なのですが、もっと早く読むべきだったと後悔しています。笑

なんと著者の八木谷涼子さんは、洗礼を受けたクリスチャンではなく「教会オタクの新来者」だそう。そんな彼女が全国のキリスト教会を巡り、そこで感じたことがわかりやすくまとめられたのがこの『もっと教会を行きやすくする本』です。

この本のすごいところは、どこまでも参拝者目線でリアルな「生の声」が聞けること。教会の掲示板やホームページ、受付や電話の対応についても「良かったところ・悪かったところ」がそれぞれ挙げられています。

宗教者にとっての、必読本ですね。ぜひ先ほどの『築地本願寺の経営学』と合わせてぜひ読んでみて下さい。

あとがき

というわけで、2020年に「読んでよかった本」を布教させていただきました。

本当はもっとじっくり語りたいんですけど…気がつけば文字数が5,000を超えてたので、この辺りにしておきますね。

今年も、たくさんの本に救われました。読書の魅力は、著者の経験値や価値観を自分の人生へ流し込めることにありますよね。

学んだことや気づけたことを、僕の暮らしに存分に活かしていって、もっとより良い人生を生きていけたらいいなと思っています。

これからもおすすめの本はたびたびご紹介しますので、また遊びに来てください!

それではまた、次の記事でお会いしましょう。信ちゃん(@shin0329)でした!

タイトルとURLをコピーしました